AIで「再構築」に挑んだ理由
Web制作の現場でも「AIで一瞬」という言葉が飛び交う昨今。
私は今回、自らの公式サイト(A_design7.com)を、「最新AI(Google AI Studio等)」と「最も堅牢な静的サイト(HTML/CSS)」の組み合わせで再構築してみました。 その結果見えてきたのは、AIの驚異的なスピードと、それ以上に浮き彫りになった「人の手による推敲」の重要性でした。
制作の裏側:AIとプロのツールの連携
今回の制作フローは以下の通りです。
Stitch (Google AI Studio): AIと「壁打ち」しながら、サイトの骨組みとデザインを決定。
Antigravity: AIが書き出したコードを、公開可能なパッケージへと最適化。
エックスサーバー: 完成したファイルを直接アップロードして公開。
ここで重要なのは、サーバーの知識やコマンドの理解がある人間が操作しているということです。AIが提案する手法が、必ずしも自分のPC環境や公開サーバーと100%合致するとは限りません。予期せぬ挙動が起きた際、構造を理解しているプロが交通整理を行うことで、初めてスムーズな公開まで辿り着けます。
【メリット】AIと静的サイトがもたらす「5万円」の可能性
この方法を突き詰めれば、制作費5万円~という圧倒的な低コストが実現可能です。
圧倒的な表示速度:
WordPressのようなシステムを介さないため、クリックした瞬間にページが開きます。最強のセキュリティ:
ログイン画面もデータベースもないため、乗っ取りや改ざんのリスクが構造的にゼロです。運用コストの低減:
複雑なアップデート作業から解放されます。
AIによるサイト構築の最大の利点は、その「圧倒的な初動の速さ」にあります。
特に、短期間での立ち上げが急務な場合や、宣伝を目的とした「動く拠点」をいち早く確保したい場面において、AIは非常に強力な武器となります。
AIで迅速に構築した土台の上に、人間が手塩にかけて文章を作り込み、独自の価値を吹き込んでいく。効率的に「器」を作り、中身で「信頼」を積み上げる。そんなハイブリッドな向き合い方の第一歩として、AIの活用は極めて合理的です。
実際に作ってみて感じた「意味・内容の薄さ」
完成したサイトを従来の自社サイトと見比べた時、私はある「違和感」を覚えました。
「AIが作ったサイトは、内容が要約され、内容が薄い」ということです。(※テキストに手入れをしていないので、当然かもしれませんが・・・)
AIは「それっぽい形」を作るのは得意ですが、事業主の想いや、ターゲットに刺さる深い文言、そしてビジネスとしての「本来の意味」を込めるには、現時点では人間の手による大幅な修正と推敲が不可欠です。
AIは、一見「それっぽい形」を作るのは非常に得意です。しかし、事業主の心の奥にある「想い」や、特定のターゲットに深く突き刺さる言葉、そしてビジネスとしての「本来の意味」を込めるには、現時点では人間の手による大幅な修正と推敲が不可欠だと痛感しています。
余談ですが、私が自分のコーポレートサイトでで書いている記事は、一つひとつ自分で考え、悩み、練り上げた文章です。「ちょっと長いかな?」と思いながらも、十分すぎるほど推敲を重ねて発信している言葉たちです。
ちなみにAIが出してきた『サービスの内容紹介』は3行でした。「私はここに3,000文字の情熱を込めたい」と思ったことも、補足として付け加えさせていただきます(笑)
AIサイトは「主流」になるか?
この「AIで作る静的サイト」は、今後、Web制作の主流の一つになるかもしれません。しかし、それは「AIに丸投げ」で完結するものではありません。
AIが作った土台に、人間がどう「意味」を吹き込んでいくか。
「人による再構築」こそが、サイト制作の成否を分けると感じました。
技術的な進化は止まりませんが、この『意味を問う』という工程の重要性は、Web制作の本質として長く残り続けるはずです。
This article was written by Ai Sakata, representative of A_design7.com, on March 22, 2026.